はじめに
どうも、yuzzyです。
今年の冬休みは一人で大学生、社会人向けのインターンシップに参加してきました。
場所はなんと、、、
カンボジア!!!
皆さんはカンボジアと聞いてどんなことを思い浮かべますか?
私は正直いいイメージは0で地雷、内戦、貧困等をイメージしてしまいました。
しかも実を言うと私は潔癖症気味なんです。
日本でも家以外のトイレを使うのに結構抵抗ありますし、ファミレスなどの食器の汚れとかめっちゃ気にしちゃいます。
カンボジアと聞いてきれいなイメージは持ちませんよね、、。
そのため、今回が初の一人飛行機だったのですがそんなことより気がおかしくならないかが心配でした(笑)。
結果的に潔癖症はかなり克服できました。
精神不安定な時期も経験しましたが(笑)。
しかし辛さなんか感じないくらい楽しく、本当に充実した時間を過ごせました。
今回は今冬の最高の経験をお伝えしていきたいと思います!
そしてあんなものまで食べちゃった!中学生のカンボジア漂流記も近日公開。
(カンボジアのことや沢山の驚愕の事実を書き記しています)。
是非両方読んでいただけると幸いです!
カンボジアのイベントとは??
カンボジアでインターンってどういうこと?って思いましたよね?
今回私が参加したイベントはサムライカレーというものです。
詳しく書くとそれだけで一つページができちゃうんで簡単に紹介します
(詳しくは上記ページを御覧ください)。
舞台はカンボジア、ダイアモンドアイランド。
12月31日、1月1日に行われるカウントダウンコンサートにて150$売り上げる。
なんとカンボジアの方が1万人も来る超大イベントなんです!
売るものは自由!
原価の2倍以上で売ること。
経費は500$(それ以上使うと目標金額が上がる)。
今回は9人参加しチームは4人5人に分けられ、その2チームの売上の合計が打ち上げのランクを決める。
そして追加ルールとしてFaceBookのいいね数が多かったチームが打ち上げワンランクアップ!
まとめるとこんなかんじ。
FaceBook Win+売上300$以上で和牛焼肉食べ放題
売上300$以上で高級焼肉食べ放題。
売上150$以上で焼き肉食べ放題。
売上75$地元のレストラン。
それ以下、、、自炊(笑)。
要するに自由に商売してみようぜ!みたいなイベントです。
もともとは就職試験等に使えるエピソードを作るという大学生、社会人向けのイベントなのですが今回は中学生の特別参加を認めてくださいました。
これまで高校生も参加したことがなかったそうでかなりの無茶を聞いていただきました。
このプログラムの主催者であり、スパイスアップ・アカデミア社長の森山さんに本当にお世話になりました!
ありがとうございました!!!
活動開始
前編では実際に売ったことなど、メインの話をしていきます。
1,2,3日目を使い、マーケティングリサーチを行いました。
マーケティングリサーチとは客層、ニーズ等を分析し何が売れるか、どのようにして売るのかを調べたり考えたりすることです。
大前提として3Cというものを意識しました。
3CとはCustomer(顧客)、Competitor(競合)、Company(自社)の頭文字をとったものです。
まず顧客のことを一番に考えます。
そして競合を調査することで顧客を間接的に知れたり、価格設定やサービスの設計に役立てることが出来ます。
最後にそれらのサービスが自社で実現可能かを確認する必要があります。
実際行ったり教わったいくつかの具体的な方法をご紹介します。
1.競合調査
他会社(屋台など)の売り方や、客の入り方、売っているもの、場所等を調査すること。
屋台がたくさん集まっているところへ実際足を運び2時間くらい見て回ったりしてました。
*ちなみに私の班は二手に分かれ、一方は屋台、もう一方は客層の異なるイオンモールで調査しました。
イオンなんかあるの?!と驚いた方は後日出す記事も合わせてご覧ください(笑)。
ここで必要となるのはマーケティングの4P。
4Pとは
・Product(商品)
カンボジア人(顧客)のニーズに合うもの。
・Price(価格)
長期:顧客に価値を気づかせる。
短期:顧客の価値に合わせる。
・Place(場所)
場所が変動=顧客が変動=すべてが変動。
・Promotion(プロモーション)
見た目、値引き、パッケージ等。
の頭文字をとったもの。
これらを意識することでより現地のニーズに応えられます。
2.ペルソナ分析
調査で得られたデータをもとにターゲットとする仮想のユーザーを作る。
大手のライン社の仮想のユーザーはこんな感じ。
かなり細かく設定されています。
私達はそこまで細かくはせずに集団で来ている大学生と設定しました。
4日目〜8日目までは主に商品開発に力を入れました。
まずカウントダウンコンサートについて調べてみたところビール会社が主催していることがわかりました。
そのため飲み物の販売は厳しいとのこと。
となると食べ物で、ビールがメインということは、、、おつまみ!
ビールに合うもので絞っていくことにしました。
最初に考えたのはソーセージ。
マーケティングリサーチでカンボジアの人は肉類が好物ということがわかったので 肉✕おつまみ といえばソーセージでしょということで。
そしてこんなかんじでチーズをかけて輪切りにして食べやすくしてみました。
ビールに合いますよね!(飲んだことないのでわかりませんが笑)
実際味もなかなかでした。
でもカンボジアでは売れないんですね、、、。
何故か?
カンボジアの人はチーズが嫌いなんです。
チーズのくさみが苦手だとか、、、。
だったらチーズをなくしたらどうか?
ここで一旦どのようなところで売るかをご紹介します。
私達のブースは左のテントの右半分。
前は道路になっています。
車やバイクの交通量は多いのですが、ライブの会場まで少し離れていて、歩きで店前を通る人がかなり少ないのです。
そのため私たちのメインの売り方は、かごなどにいくつか商品を入れていきコンサート会場で売り歩くというものになります。
そうするとソーセージ単体だと冷えてしまいあまり美味しくなくなってしまうということでソーセージ案は却下されました。
*安いソーセージを求め周辺のスーパーを何往復もしました(笑)。
ちなみに余ったソーセージはみんなで美味しくいただきました。
ソーセージと同じくらいに出た案がかき氷。
日本のみなさんが思い浮かべるかき氷といえばこれですよね。
ん〜おいしそう😆
でも私達が作った試作はこちら!
見た目エグくね?って思った方、私達もそう思ってました。
でもカンボジアの人は派手な色、甘い物が大好き。
近くのスーパー内のパンブースに行くとピンクや緑のパンも(笑)。
砂糖の量も半端ない。
これぞマーケティングの4PのPromotion(プロモーション)!
日本人に受けが悪くてもカンボジア人に受ければ問題なし!
かき氷機は2000円弱でイオンにありました。
*後に宿舎にもあったことが判明。
しかし氷はカンボジアで1kg50円とか、、、。
これだと安く提供できるが300$到達はまず無理ですよね。
ということで氷を牛乳やいちごみるくに変えてみればどうだろうということになりました。
こうすればより甘くなるし売価も少し上がる。
早速タッパに砂糖の量を変えた牛乳、いちごみるくを入れ凍らせました。
そしてプノンペン大学という大学で行った試食会に持っていき、現地の学生に食べてもらいました。
すると、、、
なんと!砂糖少なめandなしの受けが良かったのです!
上のチョコソースが十分に甘かったので下は甘くしなくてよかったみたいです。
しかも超有力情報を教えてもらいました。
「オレオを一個つけると1000リエル(0.25$)は高く売れるよ」
ハリボーでもコアラのマーチでもなくオレオ?と聞くと皆口を揃えてオレオと言っていました。
カンボジアではおしゃれなカフェなどでもオレオがついているらしくオレオを入れると高級感が出るそうです。
*スーパーなどにコアラのマーチもありました(笑)。
そして意見を取り入れ実際出来た完成形がこちら!
なかなかいけそう!
ソースはチョコといちごの2種類を用意して、下は牛乳のみにしました。
しかしかき氷は大量のタッパーが必要となり、タッパー代がかなりかかってしまいます。
そこで容器とタッパーを一緒にさせてしまおうということで直接容器に牛乳を入れ凍らせ、現地で中身をかき氷機に入れ、そのまま容器として使うことを考えました。
そしてコストを少し削減し、原価50円まで持っていきました!
要するに1$で販売できたんです。
さらに宿舎で凍らせてクーラボックスに冷却用の氷とかき氷のもとを入れて会場に運ぶ予定だったのですが頑張っても50個くらいしか入りませんでした。
そのためかき氷とは別のものも一緒に売ることにしました。
そこで注目したのがケバブ!!
ケバブと言うと
こういうのですよね。
ケバブの屋台もそこそこあったので需要はまあまああるのかなと言うことで副業みたいに始めようと考えました(笑)。
しかし皮であるピタパンが売っておらず、一から作るのはコストと時間の問題で厳しかったので一旦やめることになったのですが、スーパーの中を探しているとこんなものが。
生春巻きの皮!
いっその事ピタパンを生春巻きの皮にして生春巻き風にしようと考え、出来たのがこちら!
The 生春巻き(笑)。
見た目はかなりおいしそう 。
中身はチキン、レタス、パプリカ。
これも1$で販売できるように調整しました。
いざ出陣!
ついに販売開始!
カウントダウンコンサート 前夜祭が12月30日、本番が31日。
その二日間にどれだけ売れるかが勝負なのですが、いつ売っても売上の合計に入れていいルールになっていました。
そのため、その前にも試し売兼お小遣い稼ぎでいろいろなところで売り歩きました。
売った場所をいくつか紹介します。
・プノンペン大学
客層:大学生
売れた個数:30/30
行った中で最も優しく対応してくれました。
同じ学生だったからかな、、、?
試験中だったみたいでみんな勉強で忙しそうでしたが話しかけると笑顔で会話してくれました。
あまり英語は通じませんでしたがジェスチャーで問題なく売ることが出来ました♪
1時間半くらいで20個くらいしか売れないなど大変でしたが買ってくれた時の達成感は半端ない、、、!
そこで知り合った子達がカウントダウンコンサートのときに手伝いに来てくれました!
ちなみにこういうことをしてFaceBookの友達が2日で1500人増えました。
*増え方が異常だったのでbotに間違えられたのか垢バンされました(笑)
・リバーサイド
客層:現地の高齢者、観光客(欧米人)
売れた数:7/20
前夜祭の日のお昼に売りに行きました。
川の近くだったのでゆったりと過ごしている方が多い印象でした。
売れ残っても夜に回せるので気楽でしたが全く売れずきつかったです💦
しかし意外と欧米の方が買ってくれました。
英語が通じたので会話が弾むこともあり、楽しさもありました。
・公園
客層:現地の高齢者、観光客(アジア系)
売れた数:7/15
公園は昼間は誰もいませんが夕方になるにつれてだんだん運動している人などが増えてきました。
しかし運動中なので買ってはくれませんでした(笑)。
公園の中には歴史的な建造物があったので、そこを見に来た観光客が何個か買ってくれたり、座っている人に声をかけたりしてなんとか2時間で7個売ることが出来ました。
これらのところで売って前夜祭までに45個ほど売れました!
結構いいペース。
そしてついに迎えた前夜祭!!
カウントダウンコンサートよりは盛り上がりに欠けるものの今までで一番人が多くなるときです。
実は目の前にディ◯ニーランド(仮)があったのですがそこもかなりの人でした。
*この遊園地の雰囲気がなんとも言えない不気味さで面白かった(笑)
後編で紹介します。
この看板は近くで見るとミ◯キー達の画質が超荒く、ほぼ確実に合成です(笑)。
前夜祭の会場は思ったより人がいなかったので会場は明日にしてディ◯ニーランド(仮)で売ることにしました。
そこで今まで考えに考えてきた2大大作戦を実行しました。
1.きぐるみ大作戦
ポケモンのきぐるみを着る!!
実はイオンでメンバの一人がきぐるみを見つけ買ってきたのです。
これが大成功でした。
やはり外国人を見ると少し怖がってしまうののですが、きぐるみをきて親しみやすくすることで現地の方に興味を持ってもらうことが出来ました。
子供にも近づいてきてもらったり、写真を一緒に撮ったり見ていて本当に温かい気持ちになれました。
売上も倍増!
このおかげで目標金額に行ったと行っても過言ではありません。
ポケモンに感謝😂
2.現地の学生を雇う!
2つめの大作戦は現地で知り合った学生を雇うです。
カンボジア人が一緒に売ることで現地の方の私達への信頼度はかなり高くなります。
前夜祭に手伝いに来てくれた3人は超アクティブでガンガン話しかけてすごいスピードでかき氷が売れていきました。
一人10$で雇ったのですが思った以上に売上が伸び、頑張ってくれていたので2$増やし12$ずつ支払いました。
経営者になった気分(笑)。
ちなみに10$はカンボジアではかなりいい値段でだいたいの人はこの値段で働いてくれるそう。
そしてお釣りは私が担当しました。
カンボジアではUS$が使えるのですがコインがなく、リエルという紙幣で細かいお釣りお返すのでかなり大変でした(1$=4000リエル)。
およそ4時間ほど売り続け、前夜祭ではなんと60$売り上げました!!
カウントダウンコンサートが行われるダイアモンドアイランドには橋が4つしかなく大渋滞し、コンサートの日には朝まで帰れません。
そのため、前夜祭では夜遅くまで粘らず早めに帰り次の日に備えました。
そしてついに大本命カウントダウンコンサート!
サムライカレーのユニフォームを着ていざ出陣。
と、しかしここでハプニング発生。
昨日来たカンボジア人が誰も来れない!!!という連絡を受けました。
これはやばいなと思いましたがもう一つのグループから二人借りることができ、その人たちに手伝ってもらうことになりました。
本当に感謝。
コンサートは想像以上の盛り上がりでまさかのみんな花火を飛ばしてました💦
1mくらい長さで上に打ち上がる花火で横向けたら超危ない、、。
それを激混みの中で子供がやるという日本ではまず見られない光景でした。
そのなかを売り歩いたので度胸と花火を避ける力を身につけました(笑)。
この日はかき氷を遊園地、生春巻きをコンサートで売りました。
時間が遅かったので生春巻きの売れ行きがいまいちで最後まで大量に残ってしまいました。
かき氷をなんとか完売させ、現在の売上は175$!
そしてもう一つの班の売上も合わせて295$!
やばい!300$まで5ドル足りない、、、!!
時刻は1月1日0時30分。
年も明け、徐々に人が帰り始めてしまっています。
そして横には約20個の生春巻き、、、。
こうなったら最終手段!!
3つで1$!!!!!
最後には9つで2$というものすごい売り方をしたものなんとか300$達成&完売!!
最高の気分でした!!
最高の経験
今回一番感じたのは自分たちで協力し何かを売る楽しさです。
商品開発からマーケティングリサーチまで班員全員が関わり、助け合い、目標達成に至りました。
みんなで試行錯誤しながら商品を考えたり、スーパーと宿舎を一日に4往復して買い出しに行きまくったりすべてが最高の思い出になりました!
本当にたくさんの失敗やハプニング、また仲間割れが起きそうな時もありました。
それでもすべてに対応し乗り越えられたのはこのメンバーだったからだと思います。
また、大学生、社会人のお兄さんお姉さんの優しさを感じました。
大学生、社会人8人の中で中学生1人。
もし私が大学生だったら正直邪魔と感じていると思います。
しかし大学生、社会人の方々はめちゃくちゃやさしく、親切に接してくれました。
夜遅くまで色んな話をしたり、進路について本気で話し合ってくれたりまるで私に兄、姉が出来たかのように思えました。
最初はものすごく嫌でした。
一人で、ものすごく不安で夜も眠れませんでした。
それでも最後には帰りたくないと思うようになっていました。
すべて今回一緒に活動してくれたお兄さん、お姉さんのおかげです。
*帰りの空港に向かう車の中で大泣きしてしまいました(笑)。
どこにでも行くのでまた絶対会いましょう!!!
次会うのは日本がいいな(笑)。
最後になりましたが今回お世話になった森山さん、サムライカレー様、本当にありがとうございました。
人生で最高の正月でした!!!
*もし興味を持たれた方がいれば、ぜひお申込みされてはいかがでしょうか!
自分の長所を活かしたい、見つけたい。
自分の苦手なことも知りたい。
そして就活などで自身を持って書ける体験がほしい!
最高の仲間と経験があなたを待っている。
自分の殻を打ち破れ!
そんなインターンシッププログラムです!
*森山さんに招待者コードを発行してもらいました。申し込みの際にこちらを入力で5000円割引になり、私にも5000円謝礼が支払われるようです。よろしければお使いください。
申込みコード 1901011